導入事例
求める人材を精緻に評価し、採用の質向上へ。
読売広告社の『TG-WEB』組み合わせ事例
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株式会社読売広告社
グループ人事局人事部
加藤 詠子 様2006年YOMIKO入社。新卒採用業務をメインに、選考の全体設計・運用・選考計画、内定後の内定者教育およびフォローを担っているほか、人事業務(人事異動、契約、年間行事の運用など)と評価業務(評価の運用、評価システム運用など)にも携わる。
Info
業種 | 広告 |
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従業員数 | 607名(2024年4月1日現在) |
Story
広告会社として、さまざまな業種・領域のクライアントに対して課題解決のサポートを展開する読売広告社。クリエイティブな思考力や自律的な問題解決能力を持ち、自発的に行動を起こしてプロジェクトを推進できる人材を求め、採用プロセスをブラッシュアップさせる中で大きな鍵を握ったのが、コンピテンシー適性検査『A8』をはじめとした、『TG-WEB』による科学的な見極めでした。
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検査種類
効果
- データに基づく根拠ある見極め
- 面接精度の向上
採用プロセスの新時代:TG-WEBの柔軟で精密な人材評価
―まず、貴社の事業内容や特徴について教えていただけますか?
読売広告社は、広告会社としてさまざまなクライアントに対し、ブランディングやマーケティングソリューションを提供し、課題解決をしています。当社の強みは、都市生活研究所で培ったデータの蓄積を活用して消費者のインサイトを深く掘り下げ、それを戦略的な広告施策やマーケティングに反映させる点にあります。クライアントの課題解決の他、単なる広告の提案に留まらず、クライアントと共に社会課題の解決を目指すためのコンサルティングやデジタルソリューションの開発など、多様なアプローチを行っています。さらに、私たちはサステイナビリティにも積極的に取り組み、未来を見据えた持続可能なビジネスを推進しています。
―TG-WEBを長年活用されていると伺いましたが、その導入の背景と狙いについてお聞かせください。
TG-WEBを導入したのは2012年です。当時、新卒採用において、短時間の面接で学生の潜在能力や行動特性を見極めるのは難しいという課題がありました。そこで、より客観的なデータに基づく評価を実現するため、TG-WEBの導入を決定しました。特に、採用管理システム『i-web』とのシームレスな連携が可能である点や、当社のニーズに応じて検査内容を柔軟にカスタマイズできる点が大きな決め手となりました。さらに、求める人材像に合わせて検査項目を自在に調整できる柔軟性は非常に魅力的でした。
―採用プロセスにおいて、特に効果があったと感じる点は何ですか?
当社では、クリエイティブな思考力や自律的な問題解決能力を持ち、自発的に行動を起こしてプロジェクトを推進できる人材を求めています。さらに近年は「オールフロント」という新たなスローガンを掲げ、「全社員が前線に立って仕事に臨む」という姿勢をより重視する方針にブラッシュアップしました。そこで、コンピテンシー適性検査『A8』を新たに導入し、候補者が当社の求める人材像に適合しているかをより精密に見極められるようにしています。面接時に具体的な質問ができるようフィードバック内容を調整し、より効果的な採用活動を展開しています。TG-WEBの導入により、採用プロセス全体が洗練され、候補者一人ひとりの特性を深く理解することで、採用の質が向上していると感じます。
広告業界で輝く人材をどう見極めるか ―『A8』『i9』『G9』が示す指標
―採用プロセスにおいて、TG-WEBの結果はどのように活用されていますか?
新卒採用の面接前に、TG-WEBの結果を面接官に共有し、学生の行動特性や潜在能力を事前に把握しています。これにより、限られた面接時間内でも学生の本質に迫る質問が可能となり、面接の質が大幅に向上しました。さらに、客観的なデータに基づく評価を行うことで、面接官の主観に依存せず、一貫した判断が可能となっています。
―具体的に、どの検査を参考にされていますか?
先ほども触れましたコンピテンシー適性検査『A8』と、判断推理力検査『i9』、コーピング適性検査『G9』を活用しています。『A8』は、成果を生み出すために必要なクリティカルシンキングや自律的な行動力を測定するもので、私たちが特に重要視している項目です。特に、広告業界はクライアントの多様なニーズに対応し、迅速に新しいアイデアを生み出すことが求められるため、このスキルが重要だと捉えています。
また、『i9』は論理的思考力を測定し、言語や数理に関する判断力を評価します。広告業界において、複雑な問題を迅速かつ正確に対応する能力は不可欠であり、そうした力を『i9』で見極めています。
さらに、『G9』ではストレスの対処力を測定しており、ネガティブチェックの意図で活用しています。ストレスに対する強さについては面接で確認が難しい内容ですが、客観的な数値で、リスクがある人材の場合は面接の際に注意深く確認する等、面接の精度向上のために活用しています。これらのデータを基に、学生の適性を判断し、採用に反映させています。
長年蓄積したデータを活用し、入社後の活躍を支援
―TG-WEBの導入による効果をどのように感じていますか?
TG-WEBの導入により、面接官の感覚に頼らず、客観的なデータに基づいた評価が可能になりました。特に、面接前に学生の強みや特性を把握しておくことで、短時間の面接でも深い対話が実現し、学生の本質を捉えることが可能となりました。さらに、長年にわたるデータの蓄積を活用し、入社後のパフォーマンスを予測し、より効果的な人材育成プランを策定できるようになりました。
―蓄積データの長期的な活用についてどうお考えですか?
私たちは、蓄積されたデータを採用ツールとしてだけでなく、広範な戦略的価値として活用しています。例えば、過去の採用データを分析することで、現在活躍している社員の共通特性を見出し、それを次の採用活動に反映させています。このプロセスにより、当社の採用活動は常に進化し、より的確な人材選定が可能になっています。
また、ヒューマネージの担当者は、これらのデータに基づいて当社のニーズに合った分析や提案をしてくれており、非常に心強いサポートを提供してくれています。このサポートにより、データを最大限に活用でき、採用活動の精度が向上しました。結果として、選考プロセスを超えた戦略的な採用活動へと進化を遂げています。
―担当者のサポート面はいかがでしょうか。
データ分析の方法だけでなく、当社のニーズに即した具体的な提案もしていただき、手厚いサポートを受けています。特に、現在当社で活躍している社員の共通特性を分析し、その結果を次の採用活動に反映することで、より的確な人材採用が実現できています。データに基づく客観的な判断は、私たちが求める人物像に最も適した人材を見極めるために欠かせない重要な要素となっています。
―今後の採用活動に関する展望を教えてください。
今後もTG-WEBのデータを活用し、入社後に長期的な成果を生み出せる人材を選定していく方針です。蓄積されたデータを基に、学生一人ひとりの特性や適性をより深く理解し、当社に最もマッチする人材を見極めていきます。また、採用段階だけでなく、入社後の研修や育成プランにもこのデータを活用し、社員が最大限の能力を発揮できる環境を整備していく予定です。
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