導入事例

採用の精度向上はもちろん、振り返りにも有効。
グローブライドがたどり着いたTG-WEBの活用法

グローブライド株式会社
齋藤 裕一 様

2008年入社。国内営業、商品企画を経て、人事部門へ。4年前より新卒採用を担当。趣味は釣り、スノーボード、トランポリン。

クライアント情報

業種 製造業(スポーツ・レジャー用品)
従業員数 連結 7,722名 / 個別 824名(2024年1月時点)

課題

スポーツ・レジャー用品の総合メーカーとして、「フィッシング」「ゴルフ」「ラケットスポーツ」「サイクルスポーツ」の4つの事業を展開しているグローブライド。十数年前にTG-WEBを導入して以来、ある程度選考が進んだ段階でTG-WEBを実施していました。しかし、「検査結果を十分に読み解くことができず、面接結果との比較・検討が十分にできない」という課題がありました。そのため、採用フローの見直しにより、改めてTG-WEBの適切な活用法について検討する必要がありました。

導入

活用ツール

コンピテンシー適性検査コンピテンシー適性検査
コーピング適性検査コーピング適性検査
チーム・コミュニケーション適性検査チーム・コミュニケーション適性検査

成果

    • 検査結果に基づき、面接で応募者の能力を確認
    • 振り返りを行い、次シーズン以降の採用活動を改善
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STORY 1

十数年前にTG-WEBを導入し、振り返りと採用施策の改善に活用

ーまずは、貴社の事業内容についてご紹介いただけますか。

当社は、スポーツ・レジャー用品の総合メーカーです。「フィッシング」「ゴルフ」「ラケットスポーツ」「サイクルスポーツ」の4つの事業を展開しており、フィッシング事業なら「DAIWA(ダイワ)」、ゴルフ事業では「ONOFF(オノフ)」、ラケットスポーツ事業は「prince(プリンス)」など、それぞれの事業が代表的なブランドを持っています。企業理念に「A Lifetime Sports Company――人生を豊かにするスポーツ」を掲げていることからもわかるように、「すべての人々に、スポーツを通して人生を豊かに生きていただきたい」という考えが根底にあり、「人生に豊かさをもたらすこと」を常に目指して、これらの事業を展開しています。

ーTG-WEBを10年以上活用されていると伺いました。どのように活用していらっしゃいますか。

当社は、事業に変革をもたらすためにも多様な人材を必要としており、「自ら行動する意志を持った人材」を求める人物像に掲げています。特にコミュニケーション力を重視しており、求める人物像に合致した応募者であるかを判断する基準としてTG-WEBを活用しています。具体的には、コンピテンシー適性検査『Another8』、コーピング適性検査『G9』、チーム・コミュニケーション適性検査『W8』、基礎能力検査『i9neo』などを組み合わせて見極めを行っています。

ーTG-WEBを活用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

TG-WEBだけではなくすべての適性検査に言えることですが、検査結果が数値化されているため、面接官が客観的に応募者を判断する基準にできることにあると感じています。グラフなどに可視化することもできるので、面接時に視線を落として紙に出力した検査結果を見て視覚的に判断し、スムーズに次の質問につなげることができます。

ーTG-WEBの結果を面接で活用されているんですね。

はい。以前は、選考がある程度進んだ段階でTG-WEBを実施していました。しかし、検査結果を十分に読み解くことができず、面接で汲み取った学生の適性や能力と比較・検討することもできていませんでした。ヒューマネージの担当者に相談したところ、採用時の検査結果と入社後の活躍度を掛け合わせた分析の実施を提案いただきした。分析の結果から、活躍している社員には共通した特徴が見られることがわかりました。そこでこの特徴を選考時に見極めるために、TG-WEBの実施時期を前倒しして、書類選考の次のフェーズに変更することに。「検査結果から応募者の傾向値を読み取り、面接で確認する」というスタイルに落ち着きました。適性検査の分析については、採用活動の振り返りを行う際にも活用し、採用のあり方や採用フローの改善に繋げています。

十数年前にTG-WEBを導入し、振り返りと採用施策の改善に活用
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STORY 2

内定者の傾向を検査結果で確認することで採用の精度を高める

ー採用活動の振り返りにTG-WEBの検査結果を活用しているとのことですが、振り返りの内容について詳しく教えていただけますか。

次シーズンに向けて採用活動の振り返りをする際に、「内定を出した学生」と「そうでない学生」の比較といった切り口で、適性検査の結果を活用した分析を行っています。また、10年以上前の導入当初から、これまでの検査結果のデータを蓄積しており、先程お話した通り社員の傾向も確認出来ているため、5年、10年と活躍している社員と学生の比較も可能です。過去の検査結果を分析するなど経年比較もできるので、応募者や採用した学生の傾向がどのように変化しているのかも数値化したデータで判断することができ、これらの分析結果から採用フローや採用施策の見直しなどを行っています。

ー検査結果を分析する際に、ご不安な点はありませんでしたか?

検査結果の分析と聞いて、多くの方が「専門的なスキルが必要なのでは?」と思われるかもしれませんが、ヒューマネージの担当者が支援してくれますので、スムーズに分析することができています。

ー具体的にどのようなサポートを受けていますか?

例えば、先ほどの「当社で長く活躍している社員」の傾向を確認したい、と考えた際には、「活躍している社員」の定義付けや、それをどのように分析に落とし込むか、という点で何度も相談に乗っていただきました。明確な定義付けができたおかげで、採用結果と紐づけた比較・検討がしやすくなりました。ヒューマネージの担当の方には日頃からお世話になっており、適性検査の結果を見て読み方などでわからないことがあれば気軽に質問させていただいています。

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STORY 3

科学的根拠が確かなTG-WEBを引き続き活用して、マッチングを向上させたい

ーTG-WEBを活用して振り返りを行った後、具体的にどのような改善を行っていらっしゃいますか?

たとえば成果を創出するための能力を測るコンピテンシー適性検査『Another8』は、リーダーシップやオリジナリティなど、分析項目が細かく区分されています。この検査結果をもとに振り返りを行うと、「この学生はコンピテンシー適性検査でリーダーシップが突出して良かったが、振り返ってみると、グループディスカッションでもリーダーシップを発揮していたな」といったことがわかります。そして、振り返りの結果から、「グループディスカッションでリーダーシップの有無を判断できるのなら、面接ではグループディスカッションでの判断が難しいこの項目について重点的に見てもらおう」といった判断ができるようになりました。

ーコーピング適性検査『G9』やチーム・コミュニケーション適性検査『W8』の活用についてはいかがですか。

コーピング適性検査『G9』やチーム・コミュニケーション適性検査『W8』は、当社で活躍している社員の傾向を分析する際に活用しています。この結果をベースにして面接を実施することで、当社で活躍できる人材であるかどうかの見極めが可能になりました。

ー貴社が採用において重視されている「コミュニケーション力」を測る上でも、TG-WEBは役立っていますか?

コミュニケーション力に関しては、振り返りを行うことで意外な結果がわかりました。過去10年間に渡って内定者の検査結果を分析したところ、コミュニケーション力が突出して良かったのです。当時は、TG-WEBの検査結果を踏まえて内定を出していなかったため、意識せずともコミュニケーション力を判断できていたことになります。もちろん、一概にコミュニケーション力と言っても、多様な視点から判断することができます。特に当社は社内外の関係者と連携を図りながら商品開発を行っているため、傾聴力が求められる傾向にあります。そこで、TG-WEBの検査結果を分析して、コミュニケーション力の項目にばらつきがないか確認しています。おかげで、面接官に「この項目について必ず確認してください」と的確な指示を出せるようになりました。

ー最後に、今後取り組んでみたい採用施策がありましたらお聞かせください。

長く採用活動を行っていると、学生の皆さんにいかにして当社のことを正しく理解していただくかが重要であると感じています。そして、そのための施策は内定を出したあとではなく、学生が企業を検討している段階に行い、入社前後のギャップをなくすべきだと考えています。入社前後のギャップをなくすということはマッチングを向上させるということを意味します。そして、マッチングのためには科学的な根拠に基づいた見極めが必要であり、そのような意味からもTG-WEBの検査結果は最適なデータと言えるでしょう。今後もTG-WEBの検査結果をもとに振り返りを行うことで、入社前後のギャップを少しでも減らし、採用した方々に長く当社で活躍していただきたいと願っています。

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