導入事例
「客観的なデータに基づく採用活動」を目指して。
東急エージェンシーが挑戦する「TG-WEB」の新たな活用
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株式会社東急エージェンシー
コーポレート本部 人事局 人事企画部
梶 真貴子 様新卒で東急エージェンシーに入社。営業やスタッフ部門を経験したのち、2014年に人事企画部に異動。現在は、新卒採用、キャリア採用、障がい者採用担当として、採用戦略の立案から実施までを行っている。
※所属・内容は取材当時のものです
Info
業種 | 広告会社 |
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従業員数 | 1,048名(2022年3月31日時点) |
Story
1961年に東急グループの広告会社として設立された、株式会社東急エージェンシー。現在では総合広告会社として、さまざまなマーケティング・ソリューションや体験価値を社会に創出していくことで、お客さまの事業成長につなげています。社員の多様性を高め、企業としての競争力を強化していくためには、人の主観だけではない、「客観的なデータに基づく採用活動」が求められていました。
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検査種類
効果
- データに基づく根拠ある見極め
- 内定者フォロー強化
「データに基づく採用活動」で見極めの精度を向上させたい
ー貴社では、長年TG-WEBをご利用いただいております。継続いただいている理由はどのような点にありますでしょうか。
当社は「客観的なデータに基づく採用活動」を取り入れており、その実現に向けてTG-WEBは不可欠なツールだと考えているからです。以前の採用活動では、採用担当や面接官の主観に基づいた評価がメインでした。しかし、これでは社員の持つ性質が同質化し、多様性が失われる懸念が生じます。
例えば、当社では自由な発想が得意な社員が多い傾向にありますが、同じような性質の社員だけが集まっても会社は成り立ちません。そのため、対応する「自律」や「常識」といった傾向をもつ社員を採用することで、会社の総合的な競争力の向上につながるのではないかと考えています。そのためには主観だけではなく、データに基づく根拠ある見極めが必要です。
ー自社の多様性や競争力向上に向けて、科学的なデータを活用しているのですね。TG-WEBに感じていただいているメリットについてお聞かせください。
科学的な手法を取り入れたことで、採用におけるマッチングや見極めの精度が向上しました。確認したい視点にあわせて複数の適性検査を掛け合わせられることはもちろん、継続して利用することでこれまでのデータが蓄積され、採用活動や内定者・社員の分析がしやすい点が魅力的です。また、ヒューマネージ社の適性検査はただ受検をさせて結果が出るだけではなく、結果をどのように活用していくか? を担当の方と相談しながら利用できることをメリットとして感じています。
ー2023シーズンからは、新たに『W8』『B5』『TG-WEB eye』をご利用いただいております。導入の経緯や現時点での所感についてお聞かせください。
これまで利用していた適性検査では確認しきれなかった人材を、新たな切り口から見極めていきたいという想いで追加導入を決めました。今後は「活躍している社員が共通して持つ特性」や「ある特性を持つ社員が抱える課題の傾向」を見出すなど、さらなる使い方を模索していきたいと考えています。現時点ではデータを蓄積している段階ですが、振り返りを行いながら活用していくことで、より精緻な見極めを行うことができると期待しています。
フィードバックシートを活用した内定者フォローを実施
ー貴社では、ベーシックパーソナリティ検査「B5」のフィードバックシートを、内定者との面談に活用いただいております。導入された理由をお聞かせください。
「B5」のフィードバックシートを活用した面談を始めたのは、内定者フォローを強化するために学生との接点を増やしたいと考えたことがきっかけです。もともと入社後の配属などの参考として活用していた「B5」の分析結果を、より活用できる方法はないか、と考えました。これまでの内定者フォローは、選考後のフィードバック面談や内定者の交流会等を中心に行ってきましたが、個人に向けた適性検査結果についてのフィードバックやメッセージを伝えることで、入社意欲のさらなる向上に役立てたいと考えています。
ーフィードバック面談を実施する中で気をつけているポイントはありますか?
面談では、内定者に対して一方的にフィードバックするだけでなく、結果を受けて感じたことや思い当たるエピソードなどを尋ねるようにしています。「確かこういった経験がありました」といった新たな気づきを得られた方も多かったようですし、内定者とのコミュニケーションを深めることにもつながりました。
また、内定者が誤った捉え方で結果を受け取ってしまうことを避けるために、実施前に「B5は性格特性を測定する検査」であり、「結果に優劣はなく、あくまでも個性を表すもの」という前提を丁寧に説明することを意識しました。ヒューマネージの担当者が実際にレクチャーをしてくれ、効果的なやり方を身に付けることができたと思います。
ー内定者フォロー施策としての効果をどのように感じられていますか?
実施後のアンケートでは、「自分では気づかない一面を知ることができた」「残りの学生生活をどのように過ごすか考えるきっかけになった」「自分のパーソナリティーが言語化されて自己理解が深まった」など、好意的な意見ばかりで、実施してよかったなと感じています。採用担当としても、面接では聞けなかった学生時代のエピソードなど、選考では把握しきれなかった内定者のさまざまな側面が見えてきました。内定者の人柄や経験をより多く知っておくことは、今後の研修などにも活かせるので助かっています。
採用から入社後の活躍まで TG-WEBを活用
ー担当者のサポートについてはどう感じますか。
サポートについても非常に満足しています。例えば、当社が抱えている採用活動の課題を相談した際には、スケジュールに余裕がなかったにもかかわらず、すぐに希望を反映した適性検査とその活用方法を提案してもらえました。ご提案いただいた適性検査を追加することで、より時代や当社の状況にあった要素を測定できるようになりました。また、適性検査の結果をどのように採用活動に活かしていくのかについても、いつでも気軽に相談できることが有難いです。
ー今後の採用活動において、『TG-WEB』をどのように活用していきたいか、分析やデータ活用等も含めた中長期的な展望をお聞かせください。
改めてですが、ここ数年取り組んでいるのは「データを活用することによる、人の主観だけに頼りすぎない採用活動」です。複数の適性検査を利用していくことで、よりさまざまな角度・観点から見極め、人の目では見落としている人材や今まで出会えていなかった人材を、データを活用して見つけていきたいと考えています。
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